美しい囃子は一年間の練習の成果
祇園囃子は能楽の影響を受けて、室町時代末期に作られ、江戸時代には今の形に完成されたといわれている。鉦の音がそう聞こえることから「コンチキチン」と表されたりすることもある。
囃子の腕を磨くために、南観音山では毎月1回(毎17日)お囃子の練習会を行っている。山鉾によって異なるが、南観音山には39種類の曲目がある。初めて聞くと全て同じ曲のように聞こえてしまうが、これは曲間がなく、エンドレスに近い形で演奏されているため。楽器は鉦・笛・太鼓の3種類が使われる。
この手で祇園囃子が作り出される
南観音山に囃子方は58名(’00年現在)在籍している。囃子方は町内に在住する人やその親類・知人で構成されるが、関係者の紹介を通して町外から加入する人も少なくない。
加入時の年齢は10歳前後で、まず鉦を担当する。数年後、鉦をマスターする頃には自然と太鼓や笛の音を耳で覚えてしまっているという。