南観音山の組織について・2
<手伝い方(音頭取り)>
作事方とも呼ばれ、山を立てる作業を行う。部材を倉から出し、組み立てて縄がらみを施す。南観音山の場合は普段、造園業を生業とする人が多い。曳き初め、巡行の際には山の前に立って扇子と掛け声で山を動かす合図を送る「音頭取り」を務める。辻回しの際には音頭取りを4人に増やして雰囲気を盛り上げる。
南観音山は扇子を前に突き出す時に水平に突き出すが、垂直に突き出す山鉾もある。前者を「六条の手伝い」(長刀鉾・函谷鉾・菊水鉾
他)、後者を「城下の手伝い」(月鉾・放下鉾・岩戸山 他)と呼ぶ。
<大工方(屋根方)>
手伝い方の組み立てた胴組みに、山の屋根部分などを取り付ける作業を行う。普段、大工業を営む人々が担当しており、山の傷んだ部分などの修理もする。ビル数階数分もの高さになる山の上で作業を行ったり、真木の松に登って尾長鳩の像を取り付けたりと高いところはお手の物。
巡行中は屋根方となり、電柱や電線に山が衝突するのを避ける役割を果たす。本来、ご神体の上に人がいることは許されないが、屋根方4人は巡行中は「鳥」であるとみなされている。